
27日に開幕する第100回全国高校ラグビー大会に、農業系学科・系別がある高校から若狭東(福井)、御所実業(奈良)、熊野(和歌山)の3校が出場する。御所実業では、共に昨年の日本代表(17歳以下)に選ばれた安田昂平選手(環境緑地科3年)と小林龍司選手(同)が試合に臨む。同校は前回の大会の準優勝校で、2人は農業実習に励みながら初の頂点を目指す。(岩下響、前田大介)
筋トレ兼ね実習農家に恩返しを
2年連続13回目の出場の御所実業は、同大会で過去4回の準優勝を誇る強豪。農業や造園などが学べる環境緑地科と工業系の4学科がある。今大会はシード校で、優勝候補の一角と目される。 チームの要となるのが安田選手だ。50メートル5秒9の俊足で、前回の大会では2年生ながら4トライを挙げた。ポジションは司令塔のスタンドオフ。同科では学級委員長に当たる室長を務め、学業でもクラスを引っ張る。担任の米田尚以教諭は「真面目で存在感があり、常にリーダーシップを発揮できる頼れる生徒」と目を細める。 ラグビーに興味を持ったのは、奈良県天理市で米約80アールを作る祖父の安田逸郎さん(85)の影響だ。逸郎さんは高校でラグビー部の監督を務めたこともある元指導者。「小さい頃にラグビーボールで遊んだことが競技を始めるきっかけになった」と振り返る。 前回の準決勝では約60メートルの独走トライを決め、ラグビーファンの注目を集めたが、決勝ではノートライだった。「昨年の雪辱を果たしたい。農業系の僕が頑張ることで、農家に明るい話題を届けたい」と力を込める。 小林選手のポジションはプロップ。スクラムの最前列のため、体重が重いほど有利になる。そのため、毎日の「食トレ」に余念がない。 入学時は92キロだったが、毎晩食べる米の量を1・6キロに設定した結果、15キロの増量に成功した。今でも体重維持のため朝500グラム、夜800グラムの米を欠かさない。 農業実習では1人3・3平方メートルの農地を与えられ、キャベツやダイコンを育てる。深く耕す「天地返し」が得意で、何度も反復することで「いい筋トレになる。スクラムでも役立つ」という。 前回は出場時間が、全5試合で20分程度だった。「少しでも多く出場したい。体を大きくするため食べた米や肉、野菜を育ててくれた農家に、プレーで感謝を伝えたい。狙うは優勝」と意気込む。
福井、和歌山からも
若狭東高校の大谷夏輝選手(地域創造科3年)も出場。授業では福井のブランド米「いちほまれ」を栽培しながら、競技と両立してきた。「最後まで諦めずやり抜きたい」と力が入る。農業学校が母体の熊野高校でグリーンマスター系列を選択する10人も、大会の舞台に立つ。主将の佐久間流夏選手(3年)は「自分たちのラグビーをし、1回戦を突破したい」と張り切る。
日本農業新聞
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December 19, 2020 at 09:32AM
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27日から全国高校ラグビー 優勝候補に“農業系” 日本一狙ってトライ 奈良・御所実業 安田さん、小林さん(日本農業新聞) - Yahoo!ニュース
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