社会学者の古市憲寿氏(35)が26日、フジテレビ「とくダネ!」(月〜金曜前8・00)に出演。東京都の小池百合子知事が25日の新型コロナウイルスの感染者増加を受けての臨時記者会見で「あらためて都内の企業のテレワーク普及、定着を図っていただきたい」と述べたことについて言及した。
古市氏は「小池さんのテレワークの発言、僕はテレワークは大賛成なんですけど、なぜテレワークを記者を招いた対面の会見で言うのか」と言い、「政治家ができていないことを国民に求めている。一昨日は首相に会いに、14分の会見のためにわざわざ官邸まで行って帰って来て、そこに記者を引き連れてインタビューとか受けてましたけど、それはネットを通じてオンラインのビデオ通話じゃいけなかったのか、とかツッコミどころがたくさんあるんですよ。なんかじゃあそれ自分でやればって思っちゃいますよね」と話した。これにMCの小倉智昭キャスター(73)は「ただね、東京や国を司る知事や総理大臣がすべてネットワークでことが済むっていうわけにもいかないんじゃないの」と自らの考えを述べていた。
小池知事は会見で、島しょ部を除く都内全域を対象として、酒類を提供する飲食店やカラオケ店には今月28日から12月17日までの20日間にわたり営業時間を午後10時までとするよう再要請すると表明。政府の観光支援事業「Go To トラベル」の一時除外に関しては都側から求めない意向を示した上で「本来、感染を防止する場合は拡大している地域へ行く場合と来る場合との発着を併せて止めるべきではないか」と指摘。「両方から止めるのであれば全国的な視点から国が判断するのが筋だ」と述べた。
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