宿泊療養施設として利用が始まった東横イン函館駅前大門の館内(北海道函館市)=北海道渡島総合振興局提供
北海道は新型コロナウイルスの軽症者を収容する宿泊療養施設を北見市、釧路市にも設置する。帯広市では30日に「アパホテル帯広駅前」の利用を始め、最大190人程度を受け入れる。軽症者施設は全道体制となる。
道内の施設は札幌市内に「アパホテル&リゾート札幌」(受け入れ可能数670人)、「東横イン札幌すすきの交差点」(同330人)、「ホテルフォルツァ札幌」(同270人)、旭川市に「コートホテル旭川」(同90人)などで受け入れをしている。27日には函館市内で「東横イン函館駅前大門」(同110人)で受け入れを始めた。道内の宿泊療養施設の合計は1470人になった。
函館市は、大規模クラスター(感染者集団)が発生した場合に備え、市の施設でも軽症者を受け入れる体制を整えている。自宅療養を認めている札幌市でも、市内4棟目となる宿泊療養施設の設置を道と調整している。
北海道は感染拡大防止策として、28日から札幌市内の接待を伴う飲食店に休業要請をする
北海道は27日、新たに252人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。うち142人は札幌市で感染を確認している。旭川市でも31人、空知管内で25人、石狩管内で15人、十勝管内でも13人、それぞれ感染を確認した。道内では同日、過去最多を更新する新型コロナ患者9人の死亡が確認された。
100人を超える大規模なクラスターの発生が続いている。札幌市内では27日時点で、既に公表している札幌田中病院が計111人にのぼる。特別養護老人ホーム「ドリームハウス」も同日時点で計110人としている。北広島市では障がい者支援施設で計100人規模が発生しており、旭川市では慶友会吉田病院は8人増え、計133人となった。27日午後5時時点で道内の感染者数は延べ8274人、死亡者数は180人。
鈴木直道知事は27日夜記者会見し、国の観光需要喚起策「Go To トラベル」の割引対象から札幌発の旅行を除外する措置に同意したことを明らかにした。鈴木知事は「これまでの呼びかけと整合性がとれないといけない」と述べた。
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