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Monday, November 30, 2020

宮崎・日向の養鶏場で鳥インフル陽性 4万羽飼育 簡易検査で判明 - 毎日新聞 - 毎日新聞

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宮崎県庁=宮崎市橘通東2で2019年2月20日、斎藤毅撮影

 宮崎県は30日、同県日向市東郷町の養鶏場で鳥インフルエンザの陽性が確認されたと発表した。養鶏場から同日、「死んだ鶏が増えている」と延岡家畜保健衛生所(同県延岡市)に通報があり、県が現地で死んだ約60羽のうち11羽について簡易検査したところ、10羽から鳥インフルエンザの陽性反応が出た。生きた2羽は陰性だった。10羽は宮崎市の宮崎家畜保健衛生所で実施した簡易検査でも改めて陽性と確認された。致死率の高い高病原性鳥インフルエンザの可能性があり、県は遺伝子検査で確定させる。

 高病原性と確定すれば、この養鶏場が飼育する全約4万羽を殺処分し、埋却する。養鶏場外への鶏や卵の搬出が制限される半径3キロ以内に養鶏場はないが、半径3~10キロ内の16農場約78万羽について、区域外への搬出が禁止される。当該養鶏場について、県は鶏の搬出を禁止した。

 県家畜防疫対策課によると、この養鶏場は肉用鶏約4万羽を飼育している。農林水産省の畜産統計によると、2019年2月1日現在、宮崎県内のブロイラー飼育戸数は465戸、飼育羽数は2823万6000羽で、いずれも都道府県別で全国最多。

 高病原性鳥インフルエンザと確定すれば、県内での発生は17年1月に木城町の養鶏場で発生して以来となる。国内では今季、香川県の養鶏場で鳥インフルエンザが8例発生した後、11月25日に福岡県と兵庫県でも相次いで発生が確認されている。【杣谷健太】

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