新型コロナウイルスの影響で自動車部品メーカーの受注件数が大幅に減っている一方、農業の現場では人手不足が続いています。このためメーカーの従業員が農家の作業の支援に乗り出しています。
農家の支援を進めているのは、千歳市に工場がある自動車部品メーカー「デンソー北海道」です。
3日は午前8時半から、4人の従業員が江別市内の農家で畑から掘り出したニンニクの茎と根を鎌を使って切り取る作業にあたりました。
会社では、新型コロナウイルスの影響でことし4月から先月までの受注件数が前の年の同じ時期に比べて4割減少し、5月と先月、従業員を一時的に休ませる「一時帰休」を実施しました。
その一方で農業の現場では人手不足が続いていることから、会社では従業員に農家への支援を呼びかけ、応じた9人が5月下旬から来月上旬までの計画で、道内各地で作業の手伝いを無償で行っているということです。
工場では車両用のセンサーの組み立てを担当している山本祐介さんは「すごく大変ですが楽しみながら行っています。品質を守らなくてはならないという面では共通しているのでやりがいを感じています」と話していました。
農家の星野信一さんは「人手が不足していて猫の手も借りたいくらいなので助かります。みんな一生懸命で助かっています」と話していました。
【コロナで雇用の状況は】
新型コロナウイルスの影響で、雇用には深刻な影響が出ています。
北海道労働局によりますと、新型コロナウイルスの影響でことし2月中旬からの4か月余りの間に178の事業所で940人が解雇されたということです。
さらに休業した人は4536の事業所で6万8393人に上ります。
製造業に加えて観光業や飲食業など幅広い分野で仕事がなくなったり、休業を余儀なくされた人がいます。
一方で、不足している業種もあります。
農業では慢性的な人手不足に加えて、外国人技能実習生が来日できなくなったことで収穫作業が追いつかなくなる懸念が出ています。
また、宅配の需要が高まっている運送業などでも人材が足りなくなっていて、いわば「一時的な雇用のミスマッチ」が起きています。
【ミスマッチ解消の動きも】
道はことし4月から、休業などに伴って短期的な仕事に就きたい人を対象に企業から寄せられた求人情報を公開するウェブサイト「北海道短期おしごと情報サイト」を開設しました。
自動車部品メーカーも、今回、このサイトを通じて情報を入手し支援につなげました。
道によりますと、これまでにサイトを活用して道内11社の企業であわせて58人が仕事を見つけたということです。
道の産業人材課の黒田尚子主幹は「まだまだ人手が足りなくて苦労している業者はたくさんいるので、力を貸して頂ける方はぜひサイトを見てほしい」と呼びかけています。
札幌商工会議所も4月から同様のサイトを設け、5月末時点で7社の企業で17人が仕事につなげました。
一定の実績が上がっている一方、仕事を求めている人の間でこうしたサイトの存在はあまり知られていないということで、周知が課題になっています。
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July 03, 2020 at 05:22PM
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自動車部品会社従業員が農業支援|NHK 北海道のニュース - nhk.or.jp
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