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Sunday, May 17, 2020

[あんぐる] 見て実感生きる力 外出自粛には「おうちで農業」 - 日本農業新聞

オリンピア照明の「アカリーナ01」。インテリア照明としても人気(東京都港区で)

 新型コロナウイルス感染拡大防止のための外出自粛や一斉休校で、自宅で過ごす「おうち時間」が増えた。この時間を使って農作物を育ててもらおうと、多様な会社・団体が栽培キットを提案する。農業理解に役立ち、ストレス軽減、癒やしの効果が期待できることから、消費者の人気は上々だ。

 地球をイメージした球形のインテリアで、サラダナやサニーレタス、ハーブ、花きなどを育てて、心に安らぎを──。

 照明器具メーカーのオリンピア照明(東京都港区)が、水耕栽培キット「Akarina(アカリーナ)01」を提案している。スポンジ培地に種をまき、液肥を加えた水道水をつぎ足して、白色発光ダイオード(LED)ランプをオン・オフするだけの管理で、サラダナなら約40日で収穫できる。ダイニングやキッチン、寝室などに置ける。同社の石井誠一郎さん(52)は「作物の緑色と優しい明かりで癒やされて」と話す。

 埼玉県深谷市の飯塚商店が販売する「『ありのまま』のもやし栽培キット」は、ブラックマッペのもやしを育てられる。主流である緑豆もやしに比べて、歯応えと香りが強いもやしになるという。代表の飯塚雅俊さん(56)は「水だけで力強く育つ姿は感動的。濃厚な味も楽しんで」と話す。1キットで2回栽培し、1回で約400グラムを収穫できる。
 

ブラックマッペのもやしを栽培するキット。約1週間で収穫できる(埼玉県深谷市で)

 
 「おうちで簡単!きくらげ栽培キット」は、流通量が少ない国産キクラゲが生産できる。年間15トンのキクラゲを作る鳥取市の「緑工房」が販売する。2018年に売り出し、今年は例年の4倍の売れ行きだという。

 キクラゲが1センチほどの大きさに育った状態で届き、約2週間で収穫できる。社長の河村雄太さん(34)は「難しい芽出し作業が済んでいるので、失敗が少ない。子どもにもぴったり」と話す。

 JAグループの「バケツ稲づくりセット」は32年の歴史があり、これまで1040万セットを配布。子どもから高齢者までが栽培を楽しんできた。みんなのよい食プロジェクトの一環。申し込むと「コシヒカリ」の種もみ、肥料、栽培マニュアルなどが届く。バケツや土を用意して育てると、1セットで茶わん3分の1杯分の米が取れる。事務局は今年、27万セットを用意。例年より個人の申し込みが多いという。(釜江紗英、富永健太郎)

「あんぐる」の写真(全4枚)は日本農業新聞の紙面とデータベースでご覧になれます  
 

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