ワーコム農業研（真室川）が最優秀 エコエリアやまがたコンクール、堆肥発酵剤が高評価
環境保全型農業の確立を目指して、経営や技術改善に取り組む農業者らを表彰する2019年度エコエリアやまがた推進コンクールの受賞団体が決まった。最優秀賞の県知事賞にはワーコム農業研究所（真室川町）が輝いた。24日に県庁で表彰式が行われる。
同研究所の栗田幸秀社長は山形大大学院理工学研究科での研究を生かし、植物生育補助剤などの研究・開発を行っている。同社が開発した堆肥発酵促進剤「ワーコム」は全国で使われており、環境保全型農業の推進に大きく貢献している点が高い評価を受けた。19年度は国の「未来につながる持続可能な農業推進コンクール」でも東北農政局長賞に選ばれている。
優秀賞・県農業協同組合中央会長賞を受賞した大石田米生産部会（大石田町）は町のコメ生産の中核を担い、特別栽培米圃場で牛ふんの堆肥を使用するなど地域内の循環型農業に貢献している。優秀賞・エコエリアやまがた推進協議会長賞は2団体が受賞し、沖環境保全協議会（飯豊町）は農畜連携による農業を実践、八幡共乾施設特別栽培米部会（酒田市）は葉色診断技術を導入するなど環境にも配慮した生産に取り組んでいる。
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March 22, 2020 at 10:20AM
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