宣言では、相次ぐ自然災害による農業被害、豚熱の感染拡大、日米貿易協定の発効などで「生産現場では危機感が強まっている」と指摘。JAグループの自己改革実践について、青年組織活動を通じて完遂する決意も示した。生産基盤の強化と地域政策の充実、多様な農業経営の維持・発展などに向け「われわれが描く日本農業の将来像を基本計画において実現させることが重要」とした。
特別決議では、食料の安定供給などの基本計画の理念の実現に向け「意欲、情熱、誇りを持って地域農業の振興を図る」などとした。
主張 原田実さん(熊本・鹿本) 活動実績 北海道・中札内村が最優秀賞
JA全青協は19日、第66回JA全国青年大会の「JA青年の主張」「JA青年組織活動実績発表」の最優秀賞を発表した。JA青年の主張の最優秀賞となるJA全中会長賞には、熊本県のJA鹿本青年部山本支部の原田実さん(38)、JA青年組織活動実績発表は、最優秀賞の千石興太郎記念賞には、北海道のJA中札内村青年部が輝いた。
原田さんは、早世した父と祖父、就農研修先の農家の3人からさまざまな気付きを得て成長し、今後も地域農業を支える決意を発表。「3人の師匠と仲間のおかげ」と語った。
JA中札内村青年部は、子どもの農業体験を企業や女性部と連携して刷新。健康をテーマに大人も参加する新たな食育イベントをした。発表者の山本信吾さん(30)は「OBが長年、食育活動をつむいでくれたおかげ」と感謝した。
岡山大学大学院教授の小松泰信審査委員長は「原田さんは農業青年の成長のモデルケース。JA中札内村青年部は食農教育を高いレベルにつなげた」と評価した。
課題や将来像を政策集で明確に 農政への関わり討議 全国青年大会
19日のJA全国青年大会では、青年組織の農政運動に関するパネルディスカッションを開いた。自身や仲間だけでは解決が難しい課題に対し、農政運動を展開し成果を上げてきた歴史を確認。課題解決をよりよく進めるには、ポリシーブック(政策集)を通じて自らの課題や将来像を明確にすることが重要だとの認識で一致した。
青年組織が今後、どのように農政と関わっていくべきかを検討するため企画。全国農協青年組織協議会(JA全青協)の小林大将、杉山祥丈両副会長とJA岡山県青壮年部協議会の高原弘雅会長、福岡県農協青年部協議会の田中圭介委員長がパネリストとして参加した。
杉山副会長は過去の農政運動の例として、静岡県の青年組織の訴えをきっかけに農家の労災保険への加入が実現したことを紹介した。近年多発する災害でも、復興に向け行政などの支援が必要な「公助」の分野で農政運動が行われていることを確認。被災地域からの参加者は、議員要請で激甚災害への指定を求めた経験を語った。
パネリストからは、政治を含むさまざまな場に代表者を送り出すことの意義を強調する声が相次いだ。田中委員長は「青年組織では、みんなで選んだ部長がみんなを代表し発言する。選挙でも農業者の声を代弁してもらうとの考え方を認識すべきだ」と述べた。
杉山副会長は「思いを(代表者に)託すとしても、課題などが明確でなければ、一枚岩になるのは難しい」とし、組織で議論を重ねる必要があると訴えた。高原会長は「選挙は、現状から目指すべき未来への架け橋。ポリシーブックはそれを渡る車だ」と説明し、それぞれの重要性を強調した。
小林副会長は「農政運動は政治との関わりだけではない。普段の活動やJAや行政との関係など全てを含めたものだ」と指摘。「タブー視する必要はなく、どんどん議論しポリシーブックに結果を落とし込んでいけば描く未来が得られる」とした。
入賞組織たたえ表彰 手づくり看板・ポスターコン
「JA青年組織手づくり看板全国コンクール」と「JA全青協オリジナルワークウェアポスターコンクール」の表彰式が19日のJA全国青年大会で開かれた。
看板で最優秀賞に輝いた福井県のJAテラル越前村岡(むろこ)青壮年部、ポスターの最優秀賞に選ばれた島根県のJAしまねくにびき青年連盟などが表彰状を受け取った。
JAテラル越前村岡青壮年部は、恐竜のキャラクターと人が並んでおにぎりを食べている様子を表現。「たのしさ おいしさ 恐竜級」のキャッチフレーズを掲げた。
同部は「四季折々の大自然の中で人と触れ合える地域づくりを行っていきたい思いで作製した」と語った。
JAしまねくにびき青年連盟のポスターは、作物を手に生産現場に立つ部員と、笑顔で食事をする子どもの写真を並べている。同連盟は「若い盟友が役員に入ったことで良い風が吹いた」と受賞を喜んだ。
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February 20, 2020 at 05:06AM
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