「色」をテーマに多彩な作品が並ぶ企画展「カラー・マジック」＝岐阜市宇佐、県美術館
岐阜市宇佐の岐阜県美術館で９日、企画展「カラー・マジック」が始まった。「色」をテーマに、県美術館が誇る２大コレクションから厳選した、年代や作風の異なる絵画、彫刻、陶器を紹介している。３月２２日まで。
田口福寿会（大垣市）の寄贈による田口コレクション２００点超から１１点、本巣市の実業家安藤鉦司氏の寄贈による安藤基金コレクション４００点超から１８点を、白黒、赤、青、緑の色に分けて展示している。県美術館のリニューアルを機に、３０年以上にわたって同館を支えてきた両コレクションに改めてスポットを当てた。
養老郡養老町出身の土屋禮一氏の日本画「ブローチを付けた自画像」は絵にアクセントをつける意図で赤いブローチが控えめに描かれ、一方で嶋本昭三氏の現代美術の絵画「作品」はキャンバスに赤いペンキが塗りたくられ強烈なイメージを与えるなど、同じ色でも作品ごとに異なる印象をもたらすことを伝えている。
同館学芸課長の青山訓子さんは「多くの人に美術に触れてもらうため、身近な存在である色をテーマにした。日常における色への興味につながれば」と話す。
１５日からは「いろいろ」と称したカテゴリーを設け、カラフルな作品１５点を追加する。
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January 10, 2020 at 06:37AM
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色テーマに絵画、彫刻厳選 県美術館で企画展開幕 - 岐阜新聞
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