西武今井達也投手が、本格派右腕の大先輩たちから吸収する。

5日、埼玉・所沢でのトークショーに、ピンク色の髪の毛で登場。年末年始を母親の実家がある岩手で過ごし「明日(髪を)黒くします」とスイッチを切り替え本格始動する。

自主トレは千葉県内で、今季楽天に移籍する元西武の涌井に初めて同行。「かなり走り込むと聞いているので、必死にしがみついていきたい」と覚悟を決めて鍛え上げていく。

ヘアスタイルは奇抜でも、投球スタイルは西武伝統の先発完投型を貫く。プロ3年目の昨季は7勝9敗。令和初の完封も果たした。「涌井さんも先発完投をされてきた投手。考え方とか、若いときどういう選手を目指していたのかいろんなことを聞いてみたい」と投球術にとどまらず、質問攻めする。チームには松坂も加入する。ドラ1右腕の系譜を直接受け継ぐつもりだ。

先発ローテーションの柱として、自覚も十分ある。「自分が先発で一番若いから、一番頑張らないといけない。遠慮せずにやっていければ」。絶対的エースになるために、まずは土台をつくりあげていく。