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Thursday, January 23, 2020

アジサイ色マカロン作るぞ 加茂農林高生が研究中 - 岐阜新聞

マカロンの生地にバタフライピーの色素を入れる生徒。左は指導する渡辺高士さん=美濃加茂市本郷町、加茂農林高校

マカロンの生地にバタフライピーの色素を入れる生徒。左は指導する渡辺高士さん=美濃加茂市本郷町、加茂農林高校

 岐阜県美濃加茂市の花アジサイの深い青色をイメージしたフランス菓子マカロンを開発しようと、加茂農林高校(同市本郷町)の食品科学科2年生20人が、地域で活躍するパティシエに製法を学んだ。酸を加えると紫、ピンク色へと変色するタイ原産のマメ科植物バタフライピーの花の色素を生地やクリームに入れたマカロンで、イメージする色の出し方などの研究を新年度に進め、手土産品として完成を目指す。

 講師を務めたのは、同校PTA会長で御嵩町上之郷の洋菓子店「La Province」のオーナーシェフ渡辺高士さん(50)。材料の混ぜ方や生地の状態などを説明しながら実演し、生徒たちも試作した。

 今回は技術講習のため、バタフライピーの色素を入れているものの、色は出ていない。新年度の研究課題として、最適な分量や方法などを探る。粉末にする作業も行った同科の澤田かすみさんは「生地はバタフライピーそのものの青色、クリームは紫のマカロンを目指す」と話した。

 マカロンの生地は外がパリっとして中がしっとりした食感のため、多くの水分を加えることができない。渡辺さんは「少ない水分でどれだけ色を出せるか、研究成果を楽しみにしている」と話した。

 同校は同市山之上町金谷地区で住民とともに花壇「あじさいロード」作りに取り組む。食品科学科はバタフライピーを使った新たな特産加工品作りを行い、同ロードのプロジェクトでの活用を目指す。校内で本年度から栽培を始め、昨年8~10月の開花時に花を摘んだ。今後、同ロードにも植える予定という。開発するマカロンは、今秋にも開催予定の同ロードの贈呈式で出席者の手土産として贈る。


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