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Saturday, December 7, 2019

プレゼン資料「色選び」のポイント、「未来」を表したいときは何色がいいのか? - ビジネス+IT

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色は文字と同じように情報を伝える力がある

(Photo/Getty Image)



色には特定のイメージと結びついているものがある

 色には何らかの事象や特定の意味と関連付けられ、私たちの理解を促進したり、誤読を避ける上で一役買っているものがたくさんあります。身近な例としては「信号機」や「道路標識」が挙げられるでしょう。ここでは(少なくとも日本国内において)「青は許可」「赤は禁止」「黄は注意」を表す色であり、私たちは色から意味を直感的に類推できる状態です。
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信号機や道路標識に使われている色は、特定のイメージと結びついている

色の持つイメージを利用した色の使い分け例
カラー 主な用途
青(もしくは緑など寒色系の色) ・ポジティブな要素
・メインの主張となるような要素
赤(もしくはオレンジなど暖色系の色) ・ネガティブな要素
・特別注意を払う必要のある要素

 つまり、これらの色使いのルールをプレゼン資料のデザインに組み込めば、相手の直感に訴えかける資料をつくれるようになります。

「色が持つイメージ」を使いこなして、直感に訴えかける

 下図1、2は経営学における「組織文化」を解説しているスライドです。ともにスライドの記載内容は同じで、組織文化には2つの側面(機能)があり、組織に対してプラスの機能とマイナスの機能があることが具体例とともに記されています。

 しかし、これらの情報を自然に読み取ることができるのは図2といえるでしょう。違いはもちろん「色」。もっと踏み込んでいえば、図2のスライドは色が持つイメージに沿って使う色を選択しています。

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図1:悪い例
×色が持つイメージを無視してしまっている
  1. スライドの中の重要なポイントにターゲットの視線が集まるよう、鮮やかな色を使って目立たせた。
  2. しかし、どこかひとつしっくりこない。

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図2:良い例
〇色のイメージを利用して情報を表している
  1. 重要なポイントを色で目立たせる際、ポジティブな要素には「青色」、ネガティブな要素および特に重要なポイントには「赤色」を使用。
  2. 色が持つイメージによってスライドの情報が補足され、分かりやすくなった。

 色は私たちにとってとても身近な存在であり、日常生活の中で特定の意味と紐付いているものがたくさんあります。中でも「信号」や「道路標識」は、その最たる例であり、「青=許可」「赤=禁止」を表す記号として扱われます。つまり、プレゼン資料の中でポジティブな要素に青色を、ネガティブな要素に赤色を割り当てれば、これらは特別説明せずとも直感で読み取ってもらうことができる、というわけです。

 図2のスライドはこれにならって色を割り当てていますが、図1のスライドでは逆転しており、これがスライドの読み取りを妨げる原因となっています。

 スライドで情報を表現する手段は、何もテキストだけに限りません。色によってもさまざまな情報を表すことができ、テキストと色を組み合わせれば今まで以上に、かつ誤読を避けながら、ターゲットに主張を伝えられるようになるでしょう。

黄色は背景色に利用すると扱いやすい

 注意を促す色として広く知られている「黄」ですが、この色を好んで使う人は少ないかもしれません。というのも、黄色はその明るさゆえ文字色には向かないからです。しかし発想を転換し、黄色は文字色ではなく「背景色」とすると、とたんに扱いやすくなります。感覚的には蛍光色のラインマーカーを使うイメージです。
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×黄色を文字色に適用した場合
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〇黄色を背景色に適用した場合

【次ページ】「未来」を表すには何色がいいのか?

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