
日本最北端・北海道稚内市の酪農家で、人材派遣会社「アグリリクルート」も経営する石垣一郎さん(41)は、「特定技能」の在留資格を持つ外国人を農家に紹介する仕組みを確立した。農家自らが紹介することで、「農家で働きたい」「農業を学びたい」という外国人と、人手が不足している農家の思いをうまくマッチングできる。すでに道内15戸の酪農家と外国人20人との“橋渡し”を実現し、今後は全国にも広げたい考えだ。(尾原浩子)
石垣さんの住む宗谷管内の酪農家の多くは長年、人手不足に悩んでいた。後継者に継承するため規模拡大したくても、人手不足で断念した酪農家もいた。 石垣さんは乳牛150頭を飼養。2016年に外国人技能実習生を受け入れた。一生懸命学ぼうとする姿勢に共感。酪農専業地帯で、生き生きと学ぶ外国人に、地域の人手不足の課題解決へのヒントを得た。特定技能の制度発足時に「厳しい気候の農山村に人は来ない、酪農は大変と思われがちだが、宗谷にこそ魅力を感じる人がいる。橋渡しをすれば、持続可能な宗谷の酪農に貢献できる」と考えた。 19年に「アグリリクルート」を発足。酪農向けの人材を紹介する会社が少なかったことや「稚内は遠い」などと派遣業者に断られたことが創業の原動力になった。自身で経営してみると「金もうけできるなら分野は問わない」という人だけでなく「農業、酪農を学びたい」と意欲的な外国人が多く、ニーズは確かにあった。都会の会社があっせんするのではなく、酪農や農山村の実態を把握する農家が経営することで、双方のニーズをくみ取れることも分かってきた。
親身のマッチング、口コミで浸透
受け入れるのは主に日本で3年間の技能実習を修了した外国人。各種申請や入管に関わる手続きをサポートする。外国人を雇用したい農家と、農業で学びたい外国人の意向を石垣さんが聞き取り、調整する。マッチング後のフォローも欠かさない。社名に「アグリ」とあるため農業を志す外国人の問い合わせが多く、口コミで広がっている。人材紹介手数料は40万円と格安なのも「アグリリクルート」の特徴だ。牧場ごとに求める人物像が異なるため、調整で苦労が多いが、やりがいがあるという。 現在、宗谷に加え十勝や釧路、根室など道内各地域の牧場に、外国人20人を紹介する。 3年の技能実習を修了し同市の牧場で作業に励むベトナム人のウェンテ・チィ・トゥエンさん(22)は「稚内は楽しい。牛が好きで農業がしたかった。充実した生活を送っている」と笑顔で話す。 特定技能の外国人を受け入れる牧場経営者からは「不安もあったが、親身にサポートしてくれた」「頑張ってくれてありがたい」などと感謝が相次ぐ。 石垣さんは「最北端の地での農業は不利、働き手は来ないと思う人に、全くそうではないと伝えたい。需要の多さに驚いた。今後もマッチングの件数は増えていく見通しだ。宗谷、北海道から日本全体の酪農を盛り上げたい」と意気込む。
日本農業新聞
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September 21, 2021 at 08:10AM
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